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1923年優勝車「シュナール&ワルケール」と 2004年優勝車「アウディR8」
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タバコメーカーのスポンサーで有名なロスマンズ・ポルシェ(1986年・1987年)
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シルバーアローのカラーリングが美しいメルセデス・ベンツ(1952年・1989年・1998年)
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第1回大会で優勝したシュナール&ワルケールの記録は2209.563qで平均時速は100q/hにも満たなかったのですが、72回目となる2004年大会で優勝したアウディR8の記録は5169.870kmで平均速度は200q/h(1988年には直線で最高速度が405q/hに達したため、安全上からスピードを制限するシケインが設けられた)を遥かに超えていました。
こうして、常にスピードを追求して多くのメーカーが競ってきたル・マン24h。今日まで、ベントレー、アルファロメオ、ブガッティ、フェラーリ、ジャガー、メルセデスベンツ、フォード、ポルシェ、マトラシムカ、ザウバーメルセデス、ルノー、プジョー、BMW、アウディなど欧米メーカーに加え、日本からはプライベートチームやマツダ、日産、トヨタ、ホンダなどの自動車メーカーも挑戦してきました。
24時間を高速で走り続けるというのは、車にとっては非常に過酷な状況です。それゆえに車の総合的なポテンシャルが試されるのがル・マンであり、自動車メーカーにとって、ル・マンでの総合優勝は他のモータースポーツ(F1、WRCなど)の年間タイトルを取ることと同等の価値があるとされています。
ミニカーの分類も国別、年代別、自動車メーカー別、スポンサー別などなど、コレクターにとっては大変でもあり、嬉しい悩みでもあります。
ところで最近の悩みと言えば、妻に「将来これらのコレクションをどうするの?」と聞かれて、自分が亡くなった後のことを考えていなかったことに気づいたことです。
はてさて、これからこのミニカーたちをどうしますか?
楽しい悩みに加えて、少し暗い悩みが増えました。
まだ紹介しきれないル・マンカーのつづきはル・マンカー編その2、その3と続きます。
次回は、日本国内のレースで活躍したマシンを紹介します。
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