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vol.3 織物の楽しさ

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旅の風景を描く

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(上)玄関に飾られた織物
(下)服部さんの最新作

 

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 服部さんは「市場に売っていないもの、個性的なもの、自分だけが持っている」ということに喜びや楽しさ、おもしろさを感じている。そんな織物づくりの工夫や楽しさについてお聞きした。

(1)構成の段階の作品イメージと完成した作品の差
「作品の原型は縦糸の素材や色の配置で決めますが、はじめに考えていた作品のイメージと実際にできた作品を見ると違いがあります。しかし、作品がイメージどおりでなくても意外性がとてもおもしろい。そして縦糸の並びや横糸の重なり具合で織る前の布や糸からは想像していない色が現れて夢中になりました。」
構想の段階で作品が完成するイメージを膨らませているときが楽しいそう。

(2)縦糸を選ぶこと
「色を2通り、3通りにしたり、太さを変えたり、横糸も別色を入れたりし、思いのまま作ることが楽しいです。裂織の場合は古くなった布やほころびのある布、着なくなった着物などを裂いたり、切ったりして一本のテープにして、いろいろな布や糸を合わせて個性的な作品を作ることができるのがとても魅力です。」
 また織りあがりに出る、糸や布端の糸を自由に結んで一本の糸として再生できることや、結び目も糸のアクセントとして活かしてみるという工夫も行っているようだ。そして糸の組み合わせを考えて、どんな表情に布が変化するのかを期待を膨らませて作業に取り掛かるそう。

(3)織り方へのこだわり
「織物は、単なる平織りだけではなく、からみ織り(縦糸を絡ませたところへ横糸を入れて織る)でレース状にしたりしても、個性的な作品ができる。」また糸の締め方によって長さが変わってくるため、更に個性が出てくると教えてくださった。



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