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vol.1 織物へのこだわり

vol.2 織物をする

vol.3 織物の楽しさ

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旅の風景を描く

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(上)作品作りに使われる布
(中)布はこのように裂かれていきます
(下)たくさんの糸、毛糸や麻、リボンなど

 

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 服部さんの作品は、大きいもので巾45センチ長さ1.8メートルほどのものがある。テーブルランナーや色紙掛け、短冊掛け、タペストリー、フレーム、マフラーなど、今までにさまざまな作品作りに励み、一つ一つの作品を作り上げるたびに、織物の魅力に引き込まれたようだ。それぞれに、さまざまな表情や特徴がある。季節ごとに部屋をおしゃれに飾るために使ったり、模様替えを楽しみ、また友人にプレゼントもしているそう。どの作品も服部さんの愛がこもっている。

  織物裂織をするときの布は横に裂いて使われる。
巾は1センチくらいで両端は切り離さず1センチほど残し、テープ状になるように裂いていく。途中で布がなくなった場合は布端を三角に切り、新しくつなげる布も布端を三角に切り、布端同士を5センチほど重ねる。このように長い糸を作っていく。

「布は多くの方から頂くのでたくさんあります。」と笑顔で、箪笥に入っている布を取り出してくださった。 「布をくださった方にその布で織った作品を差し上げたら、また新たに布をくださって…今では布を選ぶことも楽しみの一つです。」 多くの収納スペースから出てくる布は絹や綿、麻などさまざまな種類で色とりどり。素材が豊富なので、薄い作品ができたり、厚くて丈夫なものができたりなど、布の柄だけではなく素材でも作品作りを楽しんでいらっしゃる。







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実際に服部さんが使用している機織


 服部さんの好きな布は「古い時代の藍染木綿」だそう。着物に使われていた生地などはとても、味が出るという。
布を裂いて糸にする方法(裂織)もあるが、毛糸やリボンなどのもともと、糸状のものを使うこともある。
 糸も布と同様に毛糸だけでなく、綿や麻などを使うと作品に個性が出るようだ。また服部さんは細い糸は色違いを組み合わせたり、質が違うものを組み合わせて使い、工夫している。 「今は卓上織機が主流です。便利で、簡単に誰でも織物をすることができます。でもこれだと目が粗くなってしまうので…。」と和室に案内してくださり、服部さんが使っている織機を見せてくださった。現在、織り途中の作品もあり、どのように作品を作っているのか、実際に見せてくださった。





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