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私にしか作れないもの

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クッキーサンドのキーホルダー。上が製作途中で、下が完成品。
ココア、プレーン、いちご・・・これだけの種類があれば
好みのものが見つかるはずだ。

 

 

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 いくつか作品をご紹介しましょう。
 まずは『クッキーサンドのキーホルダー』です。

 小さくて簡単にそうに見えて、これは一番手間がかかっている子です。小麦と塩と水でできた小麦粘土を使ってパーツひとつひとつから手作りします。同じように見えても細かいところが違って、ひとつとして同じ作品はないんですよ。「それぞれにいいところがあって、コレクター魂にも火が付く!」とお客様は言ってくださいます。

 もちろん、お客様に同じものを作ってほしいと頼まれることもあるんですよ。嬉しいラブコール。作家冥利に尽きるありがたい依頼なのですが、でも、丁重にお断りしています。

 私は同じものを作ろうと思っても、作れないのです。キーホルダーのようなちいさな作品でも、複数同時に手掛けることはありません。ひとつと向き合ってイメージを注ぎ込む。キャンバスと向き合って絵を描くのと同じです。だから、手作り小物はすべて1点ものです。


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右がレッドローズのキャニスター。
同じ花を飾っても、この味は花瓶では出せない。
これが、これが林さんの言う”閉じ込められた面白さ”。
左は、デコレーションアロマキャンドル。

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 『レッドローズのキャニスター』です。

 私はレシピを用意しないで作り始めます。材料(パーツ)を目の前にした時に湧いてくるイメージを大事にしたいと思っているからです。完成案もないので、どんどんイメージを膨らませていくことができます。だから、アイデアにつまることもありませんし、決められたゴールもないので、失敗することもありません。

 特に、びんは「ずるい!」とさえ思います。存在そのものがイメージを掻き立ててくれます。キャンディ、パスタ、アクセサリー、クリップ……小さなものならなんでも詰め込める楽しさがありませんか?

 “閉じ込められているもの”をディスプレイする楽しさも手伝って、びんのシリーズは本当に好きで多く作っています。プレゼントに選んでもらいたい物ですね。


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