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アート

白と黒の対比〜版画に魅せられて50年〜

版画はいわば、絵画と彫刻の複合アート。だからこそ、随所に工夫のしどころがあります。生来の凝り性のせいか、独自に編み出したテクニックも数知れず。版画を用いた年賀状づくりは、もはやライフワークとなりつつあります。
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vol.1 新しい感覚のモンゴル書道

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vol.1 新しい感覚のモンゴル書道

01|02

オドントヤさんのお気に入りの作品

Life(上)
仏の教え(下)


趣味で始めたモンゴル書道


 オドントヤさんが、モンゴル書道を始めたのは、大学生のとき。モンゴル人はもともとロマンチストで素敵な詩を書く人が多いそう。
 モンゴル文字は上から下向へ縦に書く「縦」文字(BOSOO BICHIG)だが、この「縦」モンゴル文字をもカリグラフィーとして書く、日本の書道と同 じく、文字を美しく見せるための手法もあるそうです。

 書道に興味を持ったのは 、おじいさまが書道家で、8歳の頃から、おじいさんの姿を見ていたのがきっかけ 。 オドントヤさんの作品は、身のこなしに比例してか、とても穏やかで、見る 人に癒しを与えてくれます。

 今までのモンゴル書道は、モンゴルの人たちの生活に密着したものであり、美しきモンゴルの大地を歌い上げ、幾世代にも伝え続けられてきたそう。そんな中、オドントヤさんは古代文明の息吹きを呼んだモンゴルの有名な詩人の作品をはじめ、ご自分で作った詩を表現されています。
 一番のお気に入りは、白地に黒い文字のもの。私はどこで生まれたか・・とい う望郷の念を詩に託したそうです。

 たくさんの作品を見ると、1枚の作品に多くの時間がかかりそうですが、考えるのに費やす時簡に比べ、書き始めると、おおよそ30分くらいで仕上げるそうです。 とてもきれいな軸に描かれた文字は、下書 きをされるのかと思いましたが、実際は、考えて一気に軸に直接描くそうです。

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