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クラフト

布のステンドグラス「モラ」

パナマの民族工芸である、モラ。その鮮やかな配色と独特の図面に魅了され、数多くの作品を手掛けて来た、加藤さん。そんな「モラ」の魅力について語っていただきました。
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その1:布のステンドグラス

その2:モラができるまで

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その1:布のステンドグラス

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 鮮やかな配色と独特の図面。偶然見かけた鳥の絵に、一瞬で魅了されました。


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色鮮やかな動物や鳥の作品。

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 目の覚めるような赤を基調とした、色とりどりの布と刺繍。
見たことのないような幾何学的な図柄。
 「これが、パナマの民族工芸である、モラです」
大きな額にはまった作品を愛しそうに見つめながら、加藤さんが説明してくれました。

 モラは、何枚もの原色の布を重ねてはさみで切り込みをいれ、逆アップリケの手法で、動物や鳥、自然を描き、カラフルに模様を表現するユニークな民族手芸です。パナマのサンブラス島に住む、先住民クナ族の女性の民族衣装がそのはじまりといわれています(衣装そのものと、それを作るテクニックを含めてモラというそう)。
 日本でも徐々に愛好家が増えており、モラを教える手芸教室がどんどん増えているそうです。


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 「長年勤めた会社を退職して、何かやりたいなって思ったの」
 新たに何か打ち込めるものが欲しかった加藤さん。通信教育をしてみたり、文化センターに訪れていろいろな教室に顔を出したりしたそうです。
 「賞状書士の勉強をしたり、ちぎり絵の教室に通ったりもしました」
 しかし、どれもいまひとつ没頭できない。もっと夢中になれるものに出会いたい…。
 そんな中、たまたま見かけたのが鳥を描いたモラ刺繍。
 その鮮やかな色彩に、一目で魅了されたという。
 「もう、見た瞬間にステキ!!と思ったわ。色も鮮やかで元気が出そうだし、図案も独特で見ているだけで楽しい。是非やりたい!と思って、モラ手芸の教室に通うことを決めました」

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