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アート

「一瞬」の美しさ

全ての行程を自身で行う。写真に魅了され、努力を惜しまず、そんなことをやり遂げてしまう、大澤さん。写真の一瞬にかけた大澤さんのカメラ道を紹介します。
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vol.1 「写真」という世界

01|02

紙芝居以外にも、からくりイラストの数々。
「くまさん 冬眠からさめてよ」

ぱっと開いて長い長い新幹線
このような、大きな作品も。

子供たちがとても喜ぶ作品の1つ
竹藪の中から 出てきたのは・・・?

飽きさせない。二歳の子も30
分じっとさせる


その土地にあるたくさんの民話の中から選んで紙芝居を作っているが、そんなに簡単ではないようだ。

「見つけてきた民話を紙芝居にするには、『台詞』『絵』『脚本』『衣装』を全部考えないといけないの。自分が映画監督になったみたいにね、更に女優にもなって演じています。」

大変そうだが、その手間のかかる紙芝居作りに大きなやりがいを感じているという。

「一番大変だったのは子どもの興味を引くこと。子どもは正直だから。面白くなかったらすぐどこかへ行っちゃうから。」

特に2歳児はいろんなものにすぐ興味をもつ頃で、音に反応するし、じっと座らせ続けるのは大変なこと。しかし、田中さんは子供たちを30分も座らせ続けることができるそう。その秘密を教えてもらった。

それは、紙芝居に仕掛けをつけて、絵が動く工夫をした短い紙芝居。裏表で違う表情をした乗り物や動物たちで、いたる所に田中さんの工夫が見られる。実際にたくさんの作品を見せてもらったが、どれも面白く、楽しく、「なるほどこれなら小さい子どもたちの興味を引き続けることができる」と納得した。中にはぼろぼろになった仕掛けもあって、子どもたちが『自分でやってみたい!』と目を輝かせて遊んだ跡が見てとれる。

「もう長いことやっているから、子どもがどんなことをしたら喜ぶか、どう感じるか、子どもの目線で見られるようになった。普通の大人の感覚とは全く違うからちょっと難しいんだけど。」

少し笑みを浮かべて田中さんは語った。

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